Merengue Panic



第0歌 クラーベ座談会序章

クラーベをライトモティーフに置きつつ楽曲・映画・書物などをひとつ取り上げ、 自由に議論する集まり「クラーベ座談会」の記録を公開していきます。 これからどのような展開になるか、乞うご期待!

クラーベ座談会について

この座談会は、 クラーベという人類の叡智にしてアフロラテン音楽のエニグマに関心がある人が集まって、 楽曲や映画、書物などを取り上げて自由に議論する場です。

クラーベというと難解で複雑で 素人には手出しできないコンセプトだとされがちです。 そこでこの場ではライトモティーフとしてクラーベを置くものの、 クラーベについてというよりも、 クラーベを巡ってざっくばらんに音楽・ダンス・文化の話をしてみよう、 という気軽な雰囲気の語らいとして設定されました。

メンバ紹介

参加メンバは毎回すこしずつ違いますが、 最初の段階では3人ほどが発表者として手を挙げてくれています。 それぞれ仮名にして簡単に紹介します。

Alice さん はサルサのインストラクタであり、優れたフォロワでもあります。 日常的には on2 を教えていらっしゃいますが、メレンゲやチャチャも得意ジャンルとのこと。 長いダンス経験から体得された感覚を鋭い言葉にして掴まえることのできる、 稀有な表現者です。

続いて Bob さん はインディペンデントで活躍するジャズピアニストです。 ラテンが専門ではありませんが、 様々なユニットに参加しているためラテンを演奏する機会もあるそうです。 ダンスは未経験ながら、 演奏家としてはバルカン半島の民族音楽からビバップまでなんでもこなすスーパプレイヤです。

そして Carol さん は熟練のラテンダンス愛好家で、 サルサやメレンゲでもリードとフォローの両方ができる方です。 本業は大手メディアの記者さんとのこと。 幅広い知識と旺盛な好奇心で興味深い指摘をしてくれます。

なお、座談会のメンバには日本語話者でない方もいらっしゃるのですが、 メレンゲパニック責任編集で和訳して掲載することにします。

claves
claves from wikimedia.org

サブローグという方法

どのようなスタイルの語り合いになっていくかも手探りながら、 その展開を楽しむという流儀でこの座談会は進めていくようです。 各回ごとの様々なテーマについて参加者の皆さんが面白い観点で語ってくれる予定ですので、 どうぞお楽しみに。

posted at: 2021-10-01 (Fri) 06:00 +0900