Merengue Panic


うまくなるとは

メレンゲやサルサには様々なアプローチや考え方があります。 ですから、「上手い/美味い」ということを定義するのはとても難しいことです。 以下は無数に存在しうるメレンゲ/サルサの「うまさ」の定義の、 Merengue Panic による仮のヴァージョンです。

  • うまくなるとは、より速く・より高く・より強く踊ることではありません。
  • うまくなるとは、誰かみたいに踊れるようになることではありません。
  • うまくなるとは、たくさんの動きやスタイリングを知ることではありません。
  • うまくなるとは、記録に残ることではありません。
  • うまくなるとは、人と競うことではありません。
  • うまくなるとは、グルメになることでもグルマンになることでもありません。

  • うまくなるとは、火加減・塩加減に習熟することです。
  • うまくなるとは、もっと即興的・創造的に踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、いろんなスタイルやレヴェルの相手に合わせて踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、初心者をエンカレッジできるようになることです。
  • うまくなるとは、相手の可能性を引き出せるようになることです。
  • うまくなるとは、周りにぶつからないようになることです。
  • うまくなるとは、触覚が繊細になることです。
  • うまくなるとは、もっとゆっくり動けるようになることです。
  • うまくなるとは、もっと力を抜いて動けるようになることです。
  • うまくなるとは、もっとコンパクトに踊れるようになることです。

  • うまくなるとは、よりコネクションを感じて踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、より注意深くを聴きながら踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、相手をもっと笑顔にさせることです。
  • うまくなるとは、もっと低く動けるようになることです。
  • うまくなるとは、相手や音楽との一体感を作り出せるようになることです。

  • うまくなるとは、相手に敬意を示しながら踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、もっとリズムよく踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、心を込めて踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、より深く重力を感じながら踊れるようになることです。
  • うまくなるとは、もっと遠心力と張力を味わえるようになることです。

いつかこんな風に踊れたら素敵だとは思いますが、 パートナダンスが上手くなったからといって別に人間が立派になるわけではありません。 エラソーにする必要はありません。