Merengue Panic


Merengue Panic Values

Merengue Panic の3つの銘

Merengue Panic では次の3つを大切に考えています。

  • 喰わず嫌いせず食べること
  • 敬意を持って聴くこと
  • 楽しんで踊ること

メレンゲとは(もちろんサルサも)食べものであり、 音楽であり、 ダンスの名前です。 Merengue Panic ではこの3つのあり方をそれぞれとても大切だと考えています。

食べること

食べるということは身体に取り込んで混ざるということ。 自分と異なるものが自分の中に入ってくることを受け入れることです。 喰わず嫌いせず、 甘味・酸味・塩味・苦味・旨味も、 辛味・冷味・渋味・骨味・脂味も、 様々な味(サボール) が複雑に混ざって作られた食事を味わう舌を鍛えていきたいと考えています。 食べた物は自分の血肉となり、エネルギィとなるからです。

このため、 Merengue Panic のイヴェントでは何を食べ、 何を飲むかを大切にしています。 食べることは生物の基本であり、食卓作法は文化の起源です。 一緒に食べることや一緒に飲むことこそが人のコミュニティを支えてきました。

聴くこと

音楽ジャンルの名前で呼ばれるダンスは、 まず、音楽が分かれてそれにつれてダンスが成立したものです。 音楽なしにダンスは踊れませんから、 音楽の歴史や音楽や音楽家に敬意と感謝を持ちたいと考えています。

アフロ=カリビアンの歴史と音楽を学び、 偉大な先人たちの仕事を受け止めること。 その上で、現代の新しいミュージシャンたちの即興と革新を楽しみ、 新しい味にも耳を開いていきたいと思っています。

踊ること

よく食べることは受け入れること、よく聴くことは学ぶことですが、 せっかくのダンスですから楽しむことを忘れては何もなりません。 パートナに心から楽しんでもらい、同時に自分もしっかり楽しみ、 パーティに参加する他の人々にも楽しんでもらうことを大切に考えています。

相手の技量やスタイル、性格に配慮してお互いに敬意を忘れず気持ちよく踊ること。 多様なバックグラウンドの人を受け入れる懐の深さを持って、新しい仲間をサポートし、 信頼できるコミュニティを作るという気持ちを一人ひとりが持ちたいと考えます。

パートナダンスは初級者でも楽しめますが、 コネクションの感覚を掴むと異なる水準で楽しめるようになるダンスです。 最低限の基礎を身に付けることで、 自分だけでなく相手と一緒に楽しむことができるようになります。 さらに、技量が上がるにつれて、 全く新しい感覚を体験できるのもパートナダンスの魅力のひとつです。 お互いに楽しませ合うのがソーシャルですから、 ダンスコミュニティはコモンズであり運命共同体でもあります。 皆でうまくなるか、 皆がまずいままに留まるかです。 このため、友好的な雰囲気の中で技術を切瑳琢磨するのはよいことだと考えています。

Merengue Panic は、食べる・聴く・踊るをバランスよく楽しめる、 そんなメレンゲを希求しています。